うつ病の症状を把握しておくことが完治への近道

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病気と正しく向き合う

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医学的な観点から知る

うつ病は気分障害のひとつで正式にはうつ病性障害といいます。症状の重さや現れている期間によって3つに分類されています。軽いうつ症状があり、抑うつなどの一般的にいわれるうつの9大症状のうち5つ以上あてはまるものの、学校や仕事にはなんとか行けている状態が小うつ病性障害です。また、症状は軽いものの、2年以上続いている場合も気分変調性障害と医学的には言います。さらに、仕事や学校にも行けず、家事ができない、入院を必要とするなど日常生活に支障をきたしている重度の場合を大うつ病性障害といいます。治るまでに時間がかかることから遷延性うつ病に含まれるタイプです。このタイプには、薬物治療の効果がみられない、難治性タイプや高齢者うつ、心臓病などのために抗うつ薬の使用ができないタイプなども含まれています。これら以外にも、一般的なうつとは異なるのが新型うつ病です。仕事に支障をきたすほどの症状が出ているのに、趣味には取り組め、旅行には出かけられるタイプになります。若い世代に多くみられることから、典型的なうつ病にあてはまらないことで新型とよばれることもあります。しかし、そう呼ばれることで若者特有の現代病のようなものというイメージが広がっているのも事実です。従前から新型のようなうつ病は存在しており、医学的にも分類されているわけではないので誤解のないように周囲は理解しなければなりません。つまり、本人が辛い気持ちになっているのであれば、典型的な症状があるうつ病と同じということです。そして、心の病というイメージが強い病気ですが、心よりも先に体に変調がみられるケースもあります。これが仮面うつです。仮面というのは、うつのフリをしているということでなく、うつ病なのに体の不調という仮面をかぶっているということです。体がだるくて重い、頭痛やめまいなどが先にあらわれるので、ほかの病気が疑われやすく、判明するまでに時間がかかることがあります。このようにさまざまなタイプがあり、検査では判断しにくいので症状で判断されることがほとんどになります。辛く苦しい、何とかしてほしいと本人が感じているのなら、ためらわずに受診することが大事です。